う、うわぁああああああ・・・

ホント、どんどん読者と桂馬を追い詰めていく展開だよ・・・。
遅かれ早かれ来ると思っていたが、こんな早く来るとは思ってなかった。
アニメが丁度お見舞いイベント、そしてあの結末へと進んで行ってしまう。
それに合わせて連載がこんな展開になるとは・・・ホント鬼だわ。

なんかもう・・・先週ムキになっていた俺が空しくなってきた。
香織とかもうどうでもよくなってきた。もう桂馬の代わりにお前が駆け魂攻略やれよ。
他人の事を気にせず利用しまくれるお前なら適任だと思うよ?
あ、既にヴィンテージに利用されていたな。どうでもいいわ。


あらすじ
香織とのキスを天理に見られてしまった。
さらに香織の追い討ちとも言える発言で、天理を傷つけてしまう。
それを聞いた桂馬は、遂に「攻略をやめる」と宣言してしまう・・・
「そもそも!!なーんで僕がこんなことでこんなことせないかん!!」

ギリギリ踏みとどまった。
ギャグモードで延々とエルシィに愚痴を垂れた挙句、部屋を出ていく。

実はこれも桂馬の計画の内。
荒れた桂馬を見せて、プレッシャーを感じた天理を追いかけさせる。
そして天理をフォローして、先ほどのキスを帳消しにしようとする算段だ。
その為に、エルシィに天理を屋上に連れて来るように指示する。

「え、じゃぁ今のは演技ですか!?あービックリした・・・本気で怒ったかと思いました。」

「本気な訳ないだろ。全部・・・攻略でやってるんだ。」

さっきの攻略しない宣言が嘘だと聞いて安心するエルシィ。
じゃあ、何でそんなつらそうな顔してるんだよ・・・桂馬。
本音と演技が50:50なんだろうなあ。そんな展開、どこかでもあった・・・よな。

「わーーどいてどいてー」

エルシィとは別行動で移動する桂馬。
そんな中、校庭を歩いていた桂馬と女の子がぶつかってきてしまう。その女の子とは・・・

「あたた~ブレーキきかんかったーー!!えっと、大丈夫?」

なんとちひろ。
後に駆け魂攻略対象となり桂馬の恋人になる「筈だった」子もまだ小学1年生である。
女神篇ラストの涙から実に50話ぶりの登場だ。

「ちひろーどこ向かってはしってんのー?」

ちひろと一緒に歩美も登場。
将来ミス舞校に参加したり、今もランキング7位にもランクインしているだけあって、かわいい。
それにしてもこんがりと日焼けしているなぁ。未来の歩美は触りたくなるほど肌が白いのに。
日焼けに敏感になったか、それともメルクリウスが日焼けの分を受け持っているとか?

この2人、高校になってから知り合ったのかと思っていたら小学校の頃から親友だったんだ・・・。
ランキング制度によって壊れた友情も多いのに、関係無く仲良く遊んでいる2人。
そんな2人を10年後・・・桂馬は危うく引き裂いてしまう所だった。

桂馬の頭には攻略の時の記憶、そしてつい1週間前の出来事がフラッシュバック。
最後に思い浮かんだのは、屋上でのちひろの絶望の表情。

うわああぁあああああ・・・・やめてくれ。
これもうすぐ映像になってしまうんだぜ・・・?

桂馬が過去に来て行うべき使命は、自分がやって来た未来へと繋ぐ事。
しかし、それによって至ってしまう結末はちひろの涙と自身の懺悔である。
そしてこれから・・・その未来を自分自身の手で作り出してしまう。

「・・・・・・だよ・・・」

何かを呟いて、ちひろと歩美の前から立ち去ってしまう。

「あれ?にーさまどこかな・・・屋上って言ってたのに・・・」

一方のエルシィ。
桂馬の指示通り、天理を屋上に連れてきたが桂馬の姿が居ない。
あの2人の姿は桂馬に立ち直れないにダメージを与えてしまったのだろうか。

「桂馬くん・・・どこいくの?」

何かを察したのか、天理が屋上を抜けだして桂馬の所へ向かう。
騙されて、利用された事も承知している、それでも桂馬が好きなのか・・・ええ子や。
・・・で、またどっかの誰かさんがちょっかい掛けて来るんだよなぁ。邪魔だよ。

絵画室?で球が光っている。間違った歴史に今入ろうとしている。
仮にループしてやり直したとしても、桂馬はもう攻略に挑める状態じゃない。
今度こそ桂馬が壊れてしまう。
天理よ、間に合ってくれ。10年後に失意の桂馬を癒したように!!

イヤだよ・・・もう・・・先に進むのはイヤだ・・・

続く